ほたる
今朝の新聞の編集手帳を読んで、どきっとした。
最後の方に書いてあった
「折しも蛍の季節である。血縁者の霊魂をみているような
蛍に限らず、小さな虫にはそういう風情がある」というくだり。
ちょっと前、家族で蛍を見に出かけたときのこと。
その日はかなり蒸し暑くて、絶好の蛍日和だった。
何匹も、幻想的な光で飛び回る蛍をみて、
子供たちは大喜び。
そんななか、一匹の蛍がどんどん私たちの方にやってくる!!
きゃあーきゃーいっているayaのほうに!!
そっと手をのばしたら、なんと蛍はayaの手の中に!!
そして家に帰るとすぐに、じーちゃんに言わなきゃと
仏壇の前にすわり、手をあわせる娘たち。
そして、「蛍触ったら、石鹸で手を洗わなきゃ!!」
と私が言う前に、saを連れて洗面所にむかうaya。
これは生前じーちゃんが蛍の季節になるとよく言っていたことば。
じーちゃんは、もういないけどayaの中にはまだちゃんといるんだな
ということを確信した日。
じーちゃんのしていた事や、何気なく話した会話、
これから先もずーっと忘れないでいてほしい。
そんなことを思った日だったのですが…。
今日の編集手帳をよんで
あの蛍は、じーちゃんだったのかも知れないな。
と思ってみたりした。
by mya-66
| 2010-06-23 12:47
| おもうこと